自主研究
都市みらい推進機構の自主研究
当機構の自主研究では、公民連携支援財団として設立された経緯を念頭に置き、公民からなる賛助会員のご支援のもと、学術的研究から、提言を目的とした研究まで、幅広い活動を行ってきております。
その内容も、わが国の地域社会の骨格を成す都市拠点整備のあり方から、金融制度等を活用したまちづくりの提案まで多岐にわたっております。
最近は、提言を目的とした賛助会員主導型の自主研究に注力し、次のような自主研究活動を行っております。
立地適正化計画を活用したまちづくりのあり方(H26〜)
平成26年8月都市再生特別措置法が改正施行され、「立地適正化計画」の作成が位置付けられるとともに、都市再生整備計画事業の拡充等がなされたことを踏まえ、「多極ネットワーク型コンパクトシティ」の実現に向け、全国の事例調査やまちづくり専門家による意見交換等を通じて、計画策定、事業実施に向けた実務的なノウハウの蓄積を図ることとしています。
当機構では、これまでも都市再生整備計画事業の推進を支援してきたところですが、上記の成果を活かし、立地適正化計画の策定やその実現手法としての都市再生整備計画事業の更なる普及、促進策の検討を進めてまいります。
エリアマネジメントによるまちづくり研究(H23〜)
少子高齢化の進展等を背景に、我が国のまちづくりは構造的にも質的にも大きな転換期を迎えています。公と民、あるいは、ハードとソフトの連携・協調等によって、持続可能なまちづくりを積極的に実現しようとするエリアマネジメントの取組みが全国で展開されるようになっています。
当機構は、全国の事例及び文献調査、まちづくりの担い手へのヒアリング等を通じて、エリアマネジメントに関する本質的かつ実務的な知見とノウハウを蓄積しつつ、都心や郊外の具体的な地域においては、エリアマネジメントの観点でまちづくりの戦略を検討し提案するとともに、この実現化や持続的な運営に資するルール・体制の構築等を支援しています。
* 平成24年度研究報告書 -自律的(自立的)・持続的なエリアマネジメントに向けて-
* 平成25年度研究報告書 -エリアマネジメントによるブランド力の向上に向けて-
* 平成26年度研究報告書 -まちづくりの担い手である「民」の育成・支援に向けて-
地中熱ヒートポンプシステムを活用した低炭素都市づくり研究会(H22〜H24)
現在、政府、地方公共団体、国民にとっては、地球規模での温室効果ガス対策に加えて、東日本大震災や原子力発電所事故を契機とした抜本的な電力需給対策と新たな代替エネルギー確保といった課題が大きくクローズアップされてきております。
そこで、最近注目され始めてきた「地中熱ヒートポンプシステム」について、その効果や特徴、地方公共団体等での取組み等について研究を行い、低炭素都市づくりに向けた施策の一つとして地方公共団体が取り組む「きっかけ」となるよう活動しております。
*平成24年度研究報告書
*地方公共団体向けパンフレット
品川新拠点研究会(H14〜H19)
平成12年度に設置した芝浦港南エリア研究会を発展させ、品川駅周辺地域を都市再構築の観点から、新たな発想にもとづく全国ハブ拠点形成を目的として、「品川観光ゲートウェイ構想」として研究成果取りまとめ、国土交通省や東京都等の行政機関や関連団体に提言し、ご意見を頂きながら現在も研究会活動を継続しております。
都市みらい推進機構の自主研究一覧
【拠点形成】 | □品川新拠点研究会 (品川周辺地区再構築に向けた都市コンセプト研究会) [H14〜H19] |
□芝浦下水処理場上部空間活用調査 (公有地有効活用による都市の再構築) [H12〜13] | |
□都市の拠点形成のあり方等に関する基礎調査 [H4〜7] | |
□地方拠点都市整備促進調査 [H3] | |
□大規模再開発におけるインフラ機能の調査研究(61年度から継続) [S61〜62] | |
【都市再生】 | □立地適正化計画を活用したまちづくりのあり方 [H26〜] |
□都市再生研究会 (マクロ的観点から都市再生のあり方研究会) [H14〜15] | |
□イギリス地方工業都市の再生事例調査 [H8] | |
【都市基盤】 | □人工地盤の維持・管理に関する調査 [H7] |
□施設等の管理・運営から見たプロジェクト事例調査 [H6〜7] | |
□多目的広場に関する調査研究 [H3] | |
□都市内道路整備の新たな推進方策に関する調査 [H1] | |
□大規模再開発におけるインフラ機能の調査研究 [S61〜62] | |
□住宅・社会資本の整備水準についての評価に関する調査 [S63〜H1] | |
□東京臨海部民間所有地基盤整備等推進研究会 [S63] | |
【低炭素都市づくり】 | □地中熱ヒートポンプシステムを活用した低炭素都市づくり研究[H22〜H24] ⇒ 平成24年度研究報告書 |
【都市政策・制度】 | □ドイツ土地利用計画(Fプラン)調査研究 [H22] |
【地域資源活用】 | □観光交流のまちづくり実施事例分析 [H22] |
□城下町の資質を生かした街づくりに関する調査 [H8] | |
【金融制度活用】 | □金融市場の構造変化に対応した社会資本整備のあり方に関する研究調査 [H2] |
【産業誘導】 | □多摩産業立地研究会(コンセプト先導型都市開発の研究) [H13] |
□新産業育成と公共の役割に関する調査研究 (シリコンバレーとシリコンアレー比較調査) [H11] | |
【まちづくりリーダー】 | □地域の担い手との連携方策に関する検討調査 [H19] |
□街づくりリーダー活動実態調査 [H10] | |
【エリアマネジメント】 | □エリアマネジメントによるまちづくり研究 [H23〜] ⇒平成24年度研究報告書(自律的(自立的)・持続的なエリアマネジメントに向けて) ⇒平成25年度研究報告書(エリアマネジメントによるブランド力の向上に向けて) ⇒平成26年度研究報告書(まちづくりの担い手である「民」の育成・支援に向けて) |
【中心市街地活性化】 | □まちづくり交付金を活用した中心市街地の活性化方策に関する検討調査 [H20〜21] |
□商店街活性化に関する調査 [H4〜5] | |
【地下利用】 | □都市空間における総合的な地下利用に関する研究 [S60〜62] |
【都市評価分析】 | □大規模開発等の都市計画的評価手法に関する研究[S62〜63] |
□新たな都市分析手法に関する研究(DID検討調査) [S63] |