土地活用モデル大賞

The Land Utilization Model Award

土地活用モデル大賞とはABOUT

目的

 土地活用モデル大賞は、土地の有効活用や適切な維持管理に取り組む模範的事例成功モデルとなる事例を募集し、優れたものについて「国土交通大臣賞」をはじめとする表彰を行い、優れた土地活用事例を全国的に紹介しその普及を図ることを目的に、一般財団法人 都市みらい推進機構の主催、国土交通省の後援により実施するものです。

理念

 本大賞は、活気に満ちた地域社会の実現や地方創生の推進に貢献することを理念とします。

 そのため、表彰の対象を「土地が有効に活用された土地活用プロジェクト」とし、地域の課題 を認識し、その解決に向けて、土地の活用・再生利用・保全利用・管理を図り、都市の生産性向 上や地方創生などに取り組むプロジェクトを幅広く対象とします。

 選定にあたっては、土地の所有や利用の状態、事業規模の大小、取組主体の属性等に関わらず、 土地活用の具体化に当たってのスキームや体制の工夫、周辺地区の活性化、社会的な貢献、環境 改善、取組の発展性など、総合的な観点で審査を行い、優れたプロジェクトを表彰するものです。

特徴

 本大賞は、バブル経済崩壊後に発生した、虫食い状態の未利用地や大規模な低未利用地を利活用した成功事例を表彰・公表することにより、低未利用地の活性化について全国的に普及させる目的で平成16 年に創設されたものです。その後の社会経済状況の変化等により、土地活用のあり方も再開発、区画整理等の面的事業を含む柔軟なまちづくりへの要請、PRE・CRE、不動産証券化 等に関するニーズを反映し、表彰プロジェクトについても変化・多様化が進んでいきました。

 近年は、リノベーション、廃校利用、クラウドファンディング、低炭素まちづくり、社会実験 など多様な土地活用事例が表彰されており、エリアマネジメントなど持続可能なまちの運営など に取り組むプロジェクトも選定されています。

審査基準

 審査にあたっては以下を重視します。

  • 課題対応性

    地域における課題や
    経済・社会的な課題への
    適切な対応

  • 先導性

    周辺への触発効果や
    他のプロジェクトに
    対する
    影響(インパクト)など

  • 独創性

    手法や
    仕組みの新しさ

  • 汎用性

    他地域での
    応用のしやすさ

応募者の資格

 プロジェクトのいずれかの段階において主体的に携わる者とします。

 事業者、まちづくり団体、NPO、個人、地方公共団体などを幅広く募り、官民、民民の連名の体制やまちづくりの課題解決に取組む任意の体制などの応募も想定します。

令和6年度土地活用モデル大賞審査委員

委員長岸井 隆幸一般財団法人計量計画研究所代表理事
委員浅見 泰司東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授
井出 多加子成蹊大学経済学部名誉教授
姥浦 道生東北大学災害科学国際研究所教授
大来 哲郎株式会社日本政策投資銀行地域調査部部長
廣瀬 公亮国土交通省不動産・建設経済局土地政策課土地調整官
福岡 孝則東京農業大学地域環境科学部造園科学科教授

(委員:五十音順)